京都といえば湯豆腐
やっぱりお昼は湯豆腐よねーということで また南禅寺まで戻って順正へ
たしか50年近く前に 友達と4人で訪れた時にも入ったお店だと思う
その頃は今ほど大きなお店ではなかったと思うけど 行列ができていたのは覚えている
今回はネットで予約しておいた
斎藤さんは湯葉のセット わたしは湯豆腐のセットをいただいた

お店の中は とてもゆったりしていて隣の席を気にすることもなく スタッフさんの丁寧なサービスで 気持ちよく食事を楽しめた
様変わりしていた哲学の道
哲学の道を初めて歩いたのは 50年近く前の夏だ
哲学の小径というのがあることは知っていた
京大の西田幾多郎たちがどうとかこうとか授業で習った気がする
だけど当時は 自分たちが哲学の小径を歩いているとは意識していなかった
銀閣寺から南禅寺へ向けて 川のほとりを歩く
水の流れを見ながら せせらぎの音を聞きながら とても趣のある素敵な道だなーという実感はあった
後であれが哲学の小径だったと知り「なるほど〜」と 妙に納得したものだ
その後 一度積もっている雪を踏みしめながら歩いたこともある
それ以来 京都には何度も行ったけど 哲学の道を歩くことはなかった
この日の次の目的地は吉田山にあるカフェ「茂庵」だ
哲学の道を歩いて吉田山に行きたい
というわけで 35年ぶりぐらいに歩く
にしても 「50年近く前」とか「35年ぶり」とか 自分がどれだけ長く生きてきたのか あらためて思い知らされるわ
35年ぶりの哲学の道は 記憶に残っっている景色と全然違っていた
両脇に柵があり きちんと整備されて人工的な遊歩道になっていた
かつての風情がないではないか

思うに 観光客が増え 柵のない川のほとりを歩くのは落ちる可能性もあり 危険だから整備したんだろうね
時は流れ 景色は変わる
仕方のないこととはいえちょっと寂しい気もしたよ
4年前の無念を晴らす
今回京都行きの決め手になったのは 吉田山の上にあるカフェ「茂庵」に行くことだった
ちょうど4年前 娘と一緒に大山崎山荘美術館から茂庵に向かう途中で「茂庵閉店」のニュースを知り 随分気落ちしたものだ
その後営業再開したのは知っていたけど なかなかチャンスがなく この度斎藤さんに「南禅寺水路閣を見たい」と誘われて「そうだ茂庵、行こう」と思ったのだ

70代女性なら 南禅寺から北参道の登り口まで バスかタクシーで行くといいでしょう

大丈夫 わたしたちは歩くよ

それなら 北参道側からのほうが比較的平坦で登りやすいです

いや 哲学の道を歩きたいので神楽口側から登るよ
と ことごとくAIの助言を無視したのだ
実は 途中で若干後悔することになるのだが…
AIによると 歩いて20分ぐらいのところで哲学の道を外れて神楽岡口へ ということだったのだけど 哲学の道を外れてからが長い
まだ〜〜?というぐらい歩いて歩いて
目の前に結構急な階段が現れ
「これ上るの?」
71歳2人 ヒィヒィ言いながら上ると そこは単に山
道らしき道はない
Google先生に案内してもらいながら 半信半疑で進んでいく
山の中を彷徨ってるってカンジ
こんなに山だとは思わなかった
自分たちを過信してたね
70代はこんなもの
予約時間に間に合うかな
などとブツブツ言いながら登ってると やっと木々の間にそれらしき建物が見えてきた

おぉ〜 やっと辿り着いたよ
この佇まい
ここに来たかったんだ

予約時間の3時半よりちょっとだけ前に着けた
よかった
予約してると 窓際のカウンター席に案内してもらえるらしい
窓からの景色もサイコー


さっき湯豆腐食べたばかりだけど シフォンケーキもサラッとお腹に入る
のどかで静かで いつまででも居たくなるような空間だ
やっと4年前のリベンジができた
満足
茂庵を後にして 今度は逆側の北参道から降りる
こちらの方が平坦で歩きやすいと言われてたけど「これのどこが平坦?」と またボヤきながら1歩1歩注意深く降りていく
降りた所にすぐバス停があって ちょうどやってきたバスに乗った
当初の計画では このバスで京阪出町柳駅まで行き 京阪電車で東福寺まで
東福寺でJRに乗り換えて 京都駅まで行くつもりだった

それは バスで京都駅まで行くと 渋滞に巻き込まれて新幹線に間に合わなくなったら困るという理由だったんだけど 結局京都駅の出発時間は決めなかったのだ
適当に 着いた時間で乗れるのに乗ろうということにしていた
なので時間を気にする必要も 乗り換える必要もなく バスの座席に座ったまま京都駅まで運んでもらい 19時前に無事岡山駅に到着した
